岡崎ルネサンス

ルネサンス活動

岡崎あかりプロジェクト

インフォメーション
場所: 岡崎市図書館交流プラザ
ホームページ:
岡崎あかりプロジェクト

和ろうそくや提灯の伝統産業が残っている岡崎市。その「あかり」作りの伝統を土台に、あかりと私達の暮らしとの関係を学習したり、子どもたちにあかりへの高い関心を持ってもらうためのワークショップを開催したりしているのが「岡崎あかりプロジェクト」。
2015年度を皮切りに、3年間にわたって、さまざまなプログラムが展開されていきます。青色LED でノーベル賞を受賞された名古屋大学の天野教授や、照明文化研究会の落合会長など一流の講師を招いたり、昔ながらの「たんころ」作りや、竹ひご、和紙、和ろうそくを使った提灯作りなど、その内容は充実しています。

 


 

●岡崎市のあかりの匠たちが立ち上がる



岡崎市には、地場産業を継承する職人・作家たちが集い、江戸日本の持続可能社会につながる技と思想を学ぶ「おかざき匠の会」という団体があります。石製品、三河仏壇、三河花火、和太鼓、和ろうそく、表具などの技術職人から、味噌、酒、和菓子などの食職人、書家、きり絵作家など幅広い業態で構成され、イベント等を通して岡崎のものづくり文化を全国に発信しています。
岡崎市に伝統産業が多いのは、古くから三河の中心地だったことや、仏教を重用した徳川家康公の出身地ゆえに、京都を超える数の寺院が存在しているなどの背景があるからと言われています。特に、和ろうそく製造業は、全国にある約20軒のうち3軒が岡崎に現存しています。岡崎あかりプロジェクトは、その匠のひとり、磯部亮次さんの発案によりスタートしました。

 

 

 

 

●ノーベル賞の天野教授がきてくれた!


2015年の夏休み。岡崎あかりプロジェクトの最初のイベントは、青色LEDの開発でノーベル物理学賞を受賞された天野浩教授の講演。青色LEDの開発時の苦労話や今後の照明技術の見通しなどについてユーモアを交えながらお話しされました。
そして、講演にあわせて実施されたのが、小学生を対象としたLED工作のワークショップ。配線をつなぎあわせて点灯する仕組みを学んだのち、各々が用意した紙箱やペットボトルにLEDを組み込み、光るお城やロボット、乗り物などを完成させていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●江戸時代の暮らしのあかり「たんころ」を作ってみた


9月に行われたワークショップでは、子どもたちに交じって大人も参加し、江戸時代に使われていた「たんころ」を作りました。紙粘土で思い思いに丸い壺を作り、それに好きな色を塗り、油を注いで、そこに和紙をこよったものを灯心として差し込めばたんころの完成。簡単そうにみえて、実は灯心の長さが長すぎても短すぎても火がうまく点かなかったり、底が丸すぎて安定しなかったりと、細かいところが難しかったようです。

 

 

 

 

 

●昔ながらの材料を使って提灯を作る



12月には、竹ひごと和紙、和ろうそくを使った昔ながらの提灯を作る工作教室が行われました。細い竹ひごや薄い和紙を使った細かい作業が多く、何度も和紙を貼りなおしたり、竹ひごの長さを調節したりして何とか形を仕上げていきました。最後に、岡崎市の3軒の和ろうそく店より提供された和ろうそくを使って火を灯し、おもむきのある提灯のあかりを楽しみました。

 

 

 

 

 

●伝統を受け継ぐ匠たち、「あかり文化」について語る


同じく12月には、岡崎にお店を構える3店と、福岡県、滋賀県の和ろうそく職人が集まり、落合会長のコーディネートでパネルディスカッションが行われました。
原材料となる櫨(はぜ)の確保の難しさや、伝統を継承していくための苦労、ろうそくが与える癒し効果などが語られ、普段聞くことのない職人さんの話に、100名を超える参加者は熱く聞き入っていました。パネルディスカッションの最後には、岡崎の3軒の和ろうそく職人が手を取り合って、もっと多くの人があかりに関心をもってもらえるようにお互いに協力して活動していくことを宣言しました。

 

 

 

 

 

●プロジェクトのこれから



岡崎市では今、市街地の照明のありかたや、河川敷を中心とした拠点整備としての殿橋のライトアップ、堤防道路のライティングなどについて検討が進んでいます。夜を照らすあかりは、その場の雰囲気を大きく左右します。大人から子どもたちまでが、もっとあかりに関心を持つことで、家庭や職場のみならず、岡崎市のまち全体もより魅力的に変わっていくことでしょう。岡崎あかりプロジェクトは、それを推進していく一つの力として、今後も活動していきます。

LINEで送る

Let’s
Share!