岡崎ルネサンス

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おかざきニュース

インフォメーション
場所: 岡崎市材木町102番地
ホームページ: http://okazaki-news.chobi.net/
おかざきニュース

岡崎市に住む外国籍の方は、約9,500人。その方々に25年にわたって、岡崎の情報を英語・中国語・ポルトガル語の3ヶ国語で紹介しているタウン情報誌、それが今回取材する「おかざきニュース」です。

2016年7月1日号(№538)の発行で25周年を迎えたおかざきニュースを、創刊から現在まで支える編集長・山本純子(やまもとすみこ)さんにお話しを伺いました。
蝉の声が勢いを増す8月初旬、材木町にある編集室にお邪魔すると、山本さんは涼しげな装いと優しい笑顔で迎えてくれました。

 

 

 

“第1号”誕生の秘話


1991年春、岡崎に来たアメリカ人の友人がつぶやいた何気ないひと言が創刊のきっかけでした。

「岡崎は、外国人に向けた英語の案内がないね」
そのひと言にスイッチオン!

「ないなら、私がつくってあげよう!」
幼稚園教諭の経験もある山本さん。昔から誰に対しても面倒見がよく、工作も得意。すぐにB5サイズの紙に写真やパンフレットの切り抜きを貼って作成に取り掛かりました。第1号は、「確か、ホタルやあじさい祭り、日常生活に関することを書いたような気がするわ。取りあえず50部作ろうと思っても、どこで印刷したらいいのか分から

なくてね。初めは、文房具屋さんに行って印刷したのよ」と当時の様子を教えてくれました。そして、岡崎の夏を紹介した第1号が、同年7月1日(岡崎市市制記念日)に完成。早速外国人の仲間のところへ行き、読んでもらうと、次号もほしいと喜んでくれたのを見て、第2号も作ろうと決意を固めたそうです。

 


                                     

                         

 

 

おかざきニュースが潤す心豊かな生活


おかざきニュースは、現在、毎月1日に発行。その作成方法は、「市政だより」の内容をもとに、おかざきニュース用に編集するのが基本のスタイルとのことです。知人からの依頼も多く、多岐にわたる市民向けの情報の中からピックアップする記事は、旬のイベントと日常生活に必要な内容。あくまでも岡崎に住む外国人が、安心して生活でき、心豊かに暮らせるための内容を重視し、常に「もし自分が海外にいたらどんな情報がほしいかな」という視点で記事選びが始まります。特に、最終ページの救急医療機関情報は欠かせない情報だそうです。
また、こんな裏話も。「1ページに、左側は英語表記・右側は日本語(漢字にはふりがな付き)表記で、しかも簡単な英語表現を使っていることもあって、実は、日本人で英語を勉強されている方にも評判が良いのよ」と茶目っ気たっぷりにお話しいただきました。

 

 

 

 

進化し続ける情報誌


現在、編集を手伝ってくれる有志は25名。先回の編集会議には、8名が集まりました。おかざきニュースは、編集メンバーの力に加え、岡崎市役所、岡崎市国際交流協会、シビコ、保育園など様々な協力体制により読者の手元に届きます。また、外国人の読者から、「私の国の言葉でも作ってほしい!」と、熱いメッセージも寄せられているそうです。英語版からスタートした同誌は、ポルトガル語版から中国語版までに至り、さらに2016年9月からは、ベトナム語の発行も始まることになりました。このようなきっかけが、なぜか同誌創刊日であり岡崎市市制記念日でもある7月1日頃に起こり、「おかざきニュース」の「進化」を応援してくれるような転機となったそうです。
長年の発行にあたり、苦労したこと、困ったこともたくさんあったはず。苦労話の数々を伺うつもりが、山本さんから出た言葉は「全然ないです」という明るいひと言でした。そして「なるようにしかならないから。何でも、とにかくやってみる。やってみて、ダメだったらやめればいいじゃない?昔からそうなの」。そう語る笑顔は、また新しいチャレンジを企てる無邪気な少女のようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

山本さんの優しさの積み重ねが「多文化共生」を生む


山本さんのエピソードは、常に誰かへの思いやりと優しさに溢れています。外国人だから、日本人だからという枠自体、もちろんありません。周りの人が困っていたら自分ができることをする。その気持ちと行動を積み重ねることが「多文化共生」であると感じました。
次世代に向けて「この時代に生まれたみんなに、元気に、笑顔で過ごしてもらいたい」とのメッセージをいただき、今回の取材を終えました。


 

 

 

 

 

 

 

自分の身近な“あの人”を笑顔にする行動が、一人一人の今からできる多文化との共生。
蝉の声の勢いが、いつしか自分への応援歌にも聞こえる帰り道でした。

 

 

おかざきニュースは、毎月1日に英語・中国語・ポルトガル語の3ヶ国語で発行。(合計1,100部)2016年9月1日号(540号)より、新たに、ベトナム語版も発行されます。
これからのおかざきニュースにもご期待ください。また、応援もお願いします。

 

 

 

 

INFORMATION
場所:岡崎市材木町102番地
ホームページ: http://okazaki-news.chobi.net/  

 

 

 

 

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