岡崎ルネサンス

岡崎ルネサンス体験記

地域活性化フォーラム 体験記

 

 

 

今回の旬の岡崎体験記は、平成29年5月18日に行われた、今年で第17回目の開催となる「地域活性化フォーラム」です。

 

 

「地域活性化フォーラム」ってご存じですか?
地域活性化フォーラムとは、岡崎市内の大学で構成する組織『岡崎大学懇話会』や岡崎市、岡崎商工会議所などが中心となり、岡崎市内にある大学に所属している研究者が、それぞれの専門分野から地域産業・地域文化について研究し、その結果を報告する成果発表会です。

 

 


「岡崎ってどんな大学があったかな?」
「どんな研究をしている先生がいるんだろう?」

 

 

 


岡崎市内の大学をあまり知らない私ですが、
先生方の発表を聞いて「岡崎の元気の種」を
発見できたらいいな、と思い聴講してみました。

 

 


市民として、岡崎に元気や活気があるととても嬉しいですよね。発表が楽しみ!

 

 

 

 

最初の発表は・・・愛知学泉短期大学 横田正先生!!
テーマは『藤川地区で栽培されている「むらさき麦」の成分とその利用に関する研究』

藤川地区といえば、以前ルネサンス活動でもご紹介した「藤川宿むらさき麦プロジェクト」が有名です。東部地域交流センター(むらさきかん)の名前にもなっていますね。

 

 

なぜ、むらさき麦プロジェクトがこの場所で発足したのか・・・おさらいしましょう。

 

かつて松尾芭蕉が東海道の藤川宿を訪れた際、「ここも三河むらさき麦のかきつばた」と詠んだと言われるほど、江戸時代には、藤川地区一帯にむらさき麦畑が広がっていました。
しかし、時代とともにむらさき麦は、いつの間にか姿を消し、幻の麦となってしまいました。ですが、今から20年ほど前から、まちおこしの一環として再び栽培されるようになりました。

 

横田先生は、「食品学」を専門としておられ、むらさき麦の第一人者といわれる研究者でもあります。

このむらさき麦を使用した商品は、既に販売されています。商品を販売化するためには、先生の専門とする食品成分を分析したり、舌触り、見た目の美しさなど、多くの事をクリアにしていく必要があるそうです。

 

 

むらさき麦には5種類あり、藤川ではそのうちの1種「大公館(だいこうかん)」を主に栽培しているそうです。この大公館を使って商品化するのですが、ただ美味しいだけではダメなんですね。

 

 

 

 

 

 

特色とされるのは、アントシアニンの含有率。大麦類の中では一番多く、眼精疲労の回復に良いんですって。なるほど!だから紫色がきれいなんだ。さらに、大麦の特徴として、βグルカンが多く含まれ糖質を制限してくれる、コレステロール値の正常化など、生活習慣病予防にも有効らしい。なんだか身体にいいことが分かったような気がします。
聴講されている学生さんからも「食べてみたいね」なんて囁き声も聞こえてきました。(笑)

 


むらさき麦は、地元出身の私でも知らなかった食材です。地元の友達に岡崎には、「むらさき麦」って食材があるんだよ!と伝えたくなるような発表でした。

 

 

 

 

 

 

 


続いては・・・愛知産業大学 奥田真之先生!!
『大学の経営戦略としての地域連携に関する研究―岡崎市内の大学を事例として―』をテーマに発表されていました。

 

 

近年、日本では「人口減少」や「少子高齢化」が騒がれており、大学も教育機関というだけでなく、「地域との連携」や「産業界との連携」などより幅広い役割を求められるようになりました。

 

 

 

そこで奥田先生は、地域社会の課題である「まち・ひと・しごとの維持」と地域大学の課題「少子化の下での安定的な学生確保」に目をつけ、連携することによって双方にメリットがあると述べられました。

 

         

 

 

 


発表の中では、学生の就職意識や現在行っている地域連携事業の紹介があり、最後に、卒業後の学生を岡崎市に就職させるためには、「岡崎を好き」になってもらうことが大切と結論づけられました。

 

 

シンプルな結論ですが、ハッとさせられるような感じがしました。どうしたら好きになってもらえるのか・・・? 岡崎のイベントや行事、様々な事業等に参加してもらいながら、「岡崎が好き」「岡崎のことをみんなに伝えたい」と言ってもらえるような学生を地道に増やしていくことが良いのかな?

 

 

 

 


次は・・・愛知産業大学短期大学 川崎直子先生!!
『岡崎市に定住する外国人親子のDST(デジタル・ストーリーテリングの略)による日本語習得に向けて』の発表です。

 

 


岡崎市の外国籍の人口は、県内4位であり、街を歩いていても外国籍のかたをたくさん見かけるようになりました。そのため、岡崎市では、日本語教室の運営や助成を行っており、安心して岡崎に住んでもらえるような取り組みを行っています。

 

 

 

 

川崎先生は、外国人が楽しく、そして早く日本語習得する方法として『DST』を紹介されました。教材が無くても、対話の中で語学を学べるということ。

 

 


DSTの定義には、『現実に起こったことや空想上のことを、「お話」として語る、「伝える」』手法とあります。う~ん…デジタル紙芝居とでも言うのかな。

 

 


講演の中では、実際にDSTを行った時の映像が流れました。
『僕は、ブラジルで生まれ、○年前に日本に来ました。お友達と遊んでいるとき、お父さん、お母さんと一緒にいる時が幸せです。』という感じ。

 

 


日本語を話せるかたには、簡単な文章だと感じるでしょうが、母国語でないかたからすると、本当に難しい。私も英会話教室に通っていた頃を思い出し、辛くなってきました。(笑)

 

 

 


ボランティアさんのサポートを受け、自分の言葉として発することが出来た!という喜びが伝わってくる映像でした。流暢に話せるかたも、もうちょっとかなというかたも、みんな同じです。
外国の方が大勢聴講にきていらっしゃったのも、その喜びが大きいと言えるのではないでしょうか。

 

 

        

 

 

 

 

 

 

 


続いては・・・人間環境大学 花井しおり先生!!
発表テーマは、『岡崎に伝わる三つの「万葉」伝承』です。

 

 

岡崎にゆかりのある万葉が伝わっているということだけでも、大変驚きですが、「額田王」、「大友皇子」、「持統天皇」と歴史にそんなに詳しくない私でも一度聞いたことのある著名な方々に関する万葉が残っているそうです。

 

 

 

 

少し考えてみると・・・西大友町や東大友町、旧額田町など、同じ名前が使われている地名が岡崎にはありますね。今私たちが生活している場所も何百年も前は、著名な方々が訪れていたかと思うと・・・とてもロマンを感じるお話でした!!!

 

 

 

 

 


花井先生の発表には、『万葉集』のファンの方が多く聴講しにきていました。
家康公だけではない、歴史の街「岡崎」を感じさせる発表でした。

 

 

 

 


最後は・・・岡崎女子短期大学 祝田学先生!!
テーマは、『額田地域資源に対する商品性の調査研究』です。

 

近年、額田地区は人口が減少傾向ですが、額田の地域資源を活かす取り組みは積極的に行われています。
じねんじょ、ミネアサヒ、宮崎茶、ゆず、などなど・・・
額田には、多くの特産品、誇れるものがたくさんありますね。

 

 

今回の発表のテーマは「お茶」。

 

他市との比較を行いながら、美味しいのに、良いものなのに、知られていない。認知度をもっと上げるために必要な事は何なのか。ブランド力、発信力、なんだろうか。どのようにしたら認知度が上がり活用されていくのだろうか。

 

ありました!!!!

 

「岡崎市民がまず率先して岡崎のお茶を飲むこと」です。特に行政が岡崎茶をPRするために、会議等で使用するべきともおっしゃっていました。(笑)

 

とても納得するフレーズですね。PRするためには、まず自分が体験しないとだめですよね・・・。JAに買いに行こうっと。

 


大学の先生の発表と聞くとどこか難しそうに感じてしまいますが、
一般の私でもわかりやすいテーマでいろんな角度から岡崎をより知ることができました。

 

 

 

 

 

まだまだ岡崎の魅力はたくさん眠っています。そしてこのフォーラムをもっと市民の方々にも聞いてもらいたいと思いました。
今回の地域活性化フォーラムで発表されたのは、「岡崎の元気の種」です。
種をより大きく育てていくためにも、市民の力が大切だと心から感じました。

 

岡崎大学懇話会ホームページ http://okazaki-dk.com/

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