岡崎ルネサンス

岡崎ルネサンス体験記

おかざきすぐれモノ体験隊500年以上の歴史体感「真・大樹寺」体験レポート

「おかざきすぐれモノ体験隊」とは…

 

 徳川家康公生誕の地・岡崎市。「おかざきすぐれモノ体験隊」では、悠久の歴史と伝統が息づくこの街で、主に県外・市外に住む方たちが対象となり、岡崎の優れた「ひと・もの・こと」を体験できます。
 体験隊隊長には、岡崎市非公式の大人気キャラクター「オカザえもん」を任命しており、場合によっては一緒にプログラムを体験することができます。

 

 体験隊では随時会員を募集しており、これに登録すると、通常では体験できない岡崎ならではの会員限定のプログラム(有料)に参加し、普通に観光していては絶対に味わえない「おかざき」をお楽しみいただけます。

 

おかざきすぐれモノ体験隊
https://okazaki-suguremono.jp/

 

 

第1日目の「真・大樹寺」体験プログラムに参加!

 

 おかざきすぐれモノ体験隊「真・大樹寺」。この日が体験プログラム初日という事で、多くのメディアの方々、またオカザえもんやグレート家康公「葵」武将隊から酒井忠次公、井伊直政公も来られ、とても賑やかなプログラムになりそうです。



 

 

大樹寺執事による特別法話

 

 体験プログラムは、まず本堂にある県指定文化遺産、木造阿弥陀如来坐像の前で、大樹寺の執事さん(しつじ:お寺に仕える僧侶の役職の1つ)からご挨拶と普段は聞けない特別な法話を聞けました。

 

 例えば、この木造阿弥陀如来坐像が平安時代末期に作られたと伝わるもので、一光千体仏とも言われ、よく見ると後背に千体もの阿弥陀仏がいるそうです。

 

 また、「厭離穢土、欣求浄土」(おんりえど、ごんぐじょうど)の「厭」の字の読み方について、決まった読み方はなく、その時々によって「おん」や「えん」または両方が使われるそうです。

 

 さらには合掌の意味。右手は仏様や清らかさを表し、左手は逆に不浄さを表し、左右の手のひらを合わせ合掌することで、心穏やかになって拝むことができるという事をお話されました。さらに指一本毎にも意味がありますが、ぜひそれは大樹寺に足を運んで、確認してみてください。

 

 中でも興味深かったのは、おかざきすぐれモノ体験隊「真・大樹寺」プログラムの名前の由来。やはり昨年公開された某映画を元に名付けられたそうです。ちなみに大樹寺の執事さんは、その映画が大好きとの事です。

 

 

大方丈のお庭に降りて家康公お手植えのしいの木を見る

 執事さんからのお話が終わると大方丈(おおほうじょう)の間へ移動。そして、普段は窓からしか見る事のできないお庭の中へ。お庭にある徳川家康公お手植えの椎の木は、1560年に家康公が19歳の時に植えられたと言われているもので樹齢は450年以上。普段は窓から眺めるだけでしたが、間近で見るとより一層迫力があります。また執事さんより、大方丈のお庭には他にも松が植えられていた跡があることや、井戸の跡についてご説明を受けました。

 

 さらには、このお庭には以前、池があったそうで、雨が降った日には、その場所に三日月形の池が現れるそうです。二日目の「真・大樹寺」体験プログラムの日は雨が降っており、お庭には出る事ができませんでしたが、この三日月形の池を見る事ができました。

 

 

ふすま絵収蔵庫と松平家・徳川将軍家位牌堂見学

 

 そして、大方丈の奥に進むと見慣れない光景がありました。大方丈は通常は畳が敷かれているだけなのですが、この日はその畳の上で重要文化財の「ふすま絵」の修復作業が行われていました。

 

 早速、作業員の方からお話を聞くのかと思いきやお楽しみは最後という計らいで、先に普段ふすま絵が飾られている収蔵庫へ。修復作業のため、普段ふすま絵が飾られている場所には何も無く、これはこれで新鮮な雰囲気でした。

 

 収蔵庫見学の後は、位牌堂ヘ入り徳川将軍家のお位牌について、執事さんから説明をしていただきました。徳川将軍家のお位牌は全て等身大の大きさに作られているそうです。中には150センチにも満たない大きさのお位牌もありました。二代将軍秀忠公の160センチがもっとも大きいそうです。

 

 また、秀忠公のお位牌は等身大のものと普通の大きさのものと2つあり、普通の大きさのお位牌の横には妻のお江の方のお位牌が並んでありました。面白い事に、この夫婦のお位牌は妻のお江の方のお位牌の方が大きいです。

 

 さらには、この位牌堂には徳川将軍家の他にも家康公より前の歴代松平家のお位牌もあります。この松平家のお位牌は家康公の九男で尾張徳川家の祖・徳川義直公によって作られたものだそうです。

 

 

重要文化財「ふすま絵」修復作業見学!

 

そして今回のメインイベントの一つ「ふすま絵」の修復作業を見るべく再び大方丈の間へ。





 そこでは女性の作業員が、ふすま絵の細かい箇所をにかわを使って修復していました。その女性の作業を眺めつつ、男性の方から修復作業の説明を受けました。まず、実際の修復作業に使われる和紙がどういったものなのかという事で、全員に和紙が配られ実際に手にしてみました。

 

 そして、その後には絵の色付に使っている粉状の顔料も実際に手に取って見る事ができました。当時と同じ材料、貝殻や鉱石から作られているそうです。中でも金箔は、絵が描かれた当時は小判から作られたそうで、小判は時代によって金の保有量がそれぞれ違うので金箔の質も時代によって変わるとの事です。修復の際にも描かれた絵の時代を考慮して金箔を使うと仰っていました。

 

 普段は収蔵庫に収まっているふすま絵を間近で細かい所まで見る事ができてとても素晴らしかったです。綺麗になって再び収蔵庫の将軍の間に飾れる日が待ち遠しいです。

 

 

最後に…

 

1時間30分という短い時間でしたが、普段は体験できない事をたくさん経験させていただきました。早くも次回が楽しみです。次回は11月中旬、夜の大樹寺です。

参加者の皆さんと。

 

おかざきすぐれモノ体験隊についてはこちらのホームページから。
https://www.okazaki-suguremono.jp/

【掲載日:平成29年7月26日】

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