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奥殿陣屋がもっとも賑わう! 年に一度のバラまつり

インフォメーション
場所: 愛知県岡崎市奥殿町字雑谷下10番地
ホームページ:
奥殿陣屋がもっとも賑わう! 年に一度のバラまつり

毎年5月から6月にかけては、春のバラが一斉に開花する季節。お出かけするなら、市内で唯一のバラ園を併設した奥殿陣屋がおすすめです。今年も105品種、約1000株に及ぶバラが美しい花を咲かせています。

 

 


四季咲きの大輪など105品種
約1000株の花が咲くバラ園


 移築復元された書院や江戸初期の日本庭園を参考にしてつくられた蓬莱(ほうらい)の庭など、かつての奥殿藩の歴史や文化が今に息づく奥殿陣屋。飛鳥時代に持統(じとう)天皇が命名したと伝えられる花ぞの山(村積山)のふもとにあり、花園の里という呼び名でもお馴染みです。
 これから6月末にかけては、園内にある花ぞの苑のバラが見事な花を咲かせる時期。バラまつりも開催され、陣屋全体が1年の中でもっとも賑わうシーズンを迎えます。

書院と蓬莱の庭。奥には金鳳亭も見えます

蓬莱の庭は古図の池庭を再現したとか

書院では庭を見ながら抹茶をいただけます

 


 現在の奥殿陣屋が誕生したのは1985年(昭和60年)。花ぞの苑も、ほぼ同時期に整備されました。岡崎市の親善都市で、バラのまちとしても有名な広島県福山市から、2品種のバラの苗を寄贈されたことが始まりです。その後は独自にさまざまな品種を仕入れるようになり、現在は105品種で1000株ほど。大きな花が咲いて香りも良いといわれる四季咲きの大輪を始め、多種多様な品種が楽しめる市内唯一のバラ園として親しまれています。

花が大きく香りも良い四季咲きの大輪

傘のように花が咲く傘づくりのバラ

外柵に沿ってつるバラも植えられてます

 

 

 

 


手間ひまを惜しまない手入れが
大きくきれいなバラを咲かせる


 毎年きれいなバラを咲かせるためには、一年を通してさまざまな手入れが必要です。「バラは害虫がつきやすく、多くの肥料を必要とする花。消毒と肥料やりだけでも、1年に4~5回は繰り返しています」と話すのは、奥殿陣屋案内所の鈴木雅幸さん。

奥殿陣屋案内所の鈴木雅幸さん

 

 バラの開花時期は春と秋の年2回。それぞれ咲き終わった後は、次の花を咲かせるために大がかりな剪定を行います。そして開花中も、毎日の見栄えの美しさを保つため、数日に一度の細かな剪定が欠かせません。「しかも、どれだけ丁寧に手入れをしても、ほとんどのバラは5年から10年で枯れてしまうことが多いのです」と鈴木さん。
 そのため、次々と新しい苗を仕入れていく必要があるのだとか。「ともかく、バラは毎日見てやることが大切。そうすると、元気がないときはすぐにわかるようになりますよ」と話します。

今年は開花が早いと教えてくれました

 

 

 


バラや竹の子料理だけでなく
奥殿の歴史も楽しんでもらいたい


 バラまつりの開催中は、食事処の金鳳亭で名物の竹の子料理も食べられます。内容は、お吸い物や小鉢がつく「竹の子ごはん」と、竹の子の刺し身や煮物などもつく「竹の子弁当」の2種。どちらも地元で採れた竹の子を使っています。

竹の子たっぷりの「竹の子ごはん」

こちらは数量限定の「竹の子弁当」

 


 奥殿陣屋は、江戸時代末期の幕臣であり、大政奉還の建白書を起草した永井尚志(なおゆき)や、裏千家の家元で近代茶道の祖ともいわれる玄々斎宗室(げんげんさいそうしつ)、日本赤十字社の前身である博愛社を設立した人物の1人である大給恒(おぎゅうゆずる)など、奥殿藩に関わる歴史上の人物を紹介した資料展示も充実。鈴木さんは「バラや竹の子料理を楽しむだけでなく、奥殿のさまざまな歴史も知ってもらえたらうれしいです」と話してくれました。

永井尚志の裃(かみしも)などもある資料展示室
 

 

 さらに市内で唯一の花火資料室や玄々斎宗室生誕碑、歴代藩主の廟所(びょうしょ)のほか、五平餅やお土産品を購入できる陣屋茶屋、季節の野菜などを販売する売店も見逃せません。

昔の打ち上げ花火筒などもありました

蓬莱の庭にある玄々斎宗室生誕碑

五平餅やうどんが食べられる陣屋茶屋

地元野菜のほか、陣屋特製梅干しも販売


 ちなみに今年は桜の開花が早かったように、バラも例年より早めに咲きそうだとか。みなさんもさっそく足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 


〇奥殿陣屋data
■場所:愛知県岡崎市奥殿町字雑谷下10番地

■電話番号:0564-45-7230

■開園時間:9:30~16:30

■休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

■入園料:無料

■駐車場:115台(無料)

 

〇ご案内

奥殿陣屋 バラまつり
■期間:5月2日(水曜日)~6月24日(日曜日)
※2~3日に一度のペースで剪定を行っているため、バラが少ない日もあります

金鳳亭の「竹の子料理」
■価格:竹の子ごはん¥900、竹の子弁当¥1300(数量限定)※季節や仕入れによって、内容が変わる場合もあります

 

〇関連学区まちものリンク
奥殿学区 奥殿学区まちものがたり

 

〇公開日:2018年5月11日

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